大根の栄養素のお話

今やスーパーマーケットなどで年間通じて手に入れることができる大根は、料理には欠かせないアイテムとなっています。そんな大根には様々な栄養素が含まれています。

まず挙げられるのがジアスターゼという酵素です。この酵素の働きによってでんぷんを分解、糖へと変化し、食べ物の消化をサポート、腸の働きを整えてくれます。

またイソチオシアネートという栄養素は発がん物質を抑える効果や二日酔いなどの胃もたれにも効果があります。また大根には身となる部分のみならず、皮や葉っぱ部分にも栄養素がたくさんあります。

具体的には老化防止などに効果があるカロテンや疲労回復に効果があるビタミンC、便秘などの改善に効果があるカリウムなどが挙げられます。

大根の簡単レシピのお話

煮込んで味が染み込んだ大根料理は大人も子どもも大好きな料理ですが、材料は大根と豚バラ肉の二つだけでとても美味しくしかもご飯にも合う料理を作ることが出来る簡単レシピがあります。

まず大根はいちょう切りに、豚バラ肉は一口大に切っておきます。フライパンで豚バラ肉を炒め、その豚バラ肉から出た油で大根を炒めてしっかりと油が馴染んだら、水とめんつゆとみりんを入れて味を調えます。

その後は時々かき混ぜながら水分を飛ばしていくように、じっくりと炒め煮をします。そうして水分がほとんど無くなったところで火を止めて完成です。

材料も手間暇も必要最小限でありながら、大人も子どもも大好きなご飯のすすむ味付けの大根料理の完成です。

大根の選び方のお話

新鮮な大根は、ずっしりと重くてみずみずしいです。具体的な選び方は、葉が付いている場合は葉の淵が黄色く変色しているものではなく、濃い緑色で葉がしっかり立っているものを選びましょう。

白い根の部分は、丸みがあってひげ根の少ないものをがうまく成長した証です。栽培環境がよくないとひげ根が多くなったり、くぼみがあちこちに見られデコボコになってしまうため、そういったものは避けます。

また、根の上部(葉とつながる部分)が黒いものは「す」ができている可能性があるため、黒くなく丸々として艶のあるものを選ぶようにしましょう。カットされた大根を購入する場合は、切り口を見て状態を判断します。

「す」ができていないか、変色やひげ根がないかをチェックしみずみずしく丸みのあるものを選びましょう。

大根の一番安い価格のお話

大根は11月から翌年2月にかけて収穫が年間を通じて最も多い時期となります。したがってこの時期になると大根の価格が安くなる傾向にあります。

その相場は概ね1本あたり100円から200円程度となります。それ以外の時期の場合では概ね1本あたり200円から400円程度しますので、収穫時期の相場はそれ以外の時期の相場に比較して約半額程度となります。

さらに安く買う方法としては見切り品などを狙うと効果的で、1本50円を切るものも販売している場合もあり、これが一番安い価格と言えます。なお価格は大根の大きさ、売られる地域や商業施設、気候などによって変動します。

特に収穫不足になりますと収穫時期であっても価格は高くなる傾向にあります。

大根の一番高い価格のお話

おろし大根や煮物漬物など、淡白な味わいでありながら様々な料理に使われるのが大根です。年間を通して手に入れることができる野菜ですが、旬は秋から冬になります。

冬の間の寒さで、甘さが増してさらに美味しくなりますので、冬のメニューにかかせない野菜になっています。

大根は全国各地で生産されており、青首大根が主な品種で1年中比較的安価な価格で購入できます。11月から1月にかけての旬の時は1本198円ほどですが、台風や日照で不作になる年は、一番高い価格で1本398円ほどの高値になることがあるのです。

1本で売らず、半分サイズで販売されていて100円前後になることが多いです。1本200円以下ですと、安価な価格だといえます。

大根の和食レシピのお話

大根は日本人が最もよく食べている野菜であり、他の野菜だけでなく魚や肉、きのこなどにも合うため大根の和食レシピは種類が非常に豊富です。

まずは、やはり煮物やおでんなどによく使われます。ブリ大根をはじめ、イカや鶏肉などとも相性がよく、煮物の具材として旬である冬には特に重宝されています。また味噌汁の具としてもわかめやニンジン、えのきなどどのような具材とも相性がよく、非常に幅広いのできる食材です。

また、大根おろしもよく親しまれている食べ方ですが、生で食べることにより栄養面でより効果を発揮するため、よい食べ方であるといえます。さんまなどの焼き魚に大根おろしを添えて一緒に食べると消化を助ける働きがあります。

その他、漬物にしたり千切りにしてサラダにしたりおせち料理の紅白なますのような調理法もあります。

このように煮物だけでなくいろんな食べ方ができるため、味付けによってさまざまな味を楽しむことのできる食材です。

大根の中華レシピのお話

日本食や中華料理など幅広く使われている大根はデンプン分解酵素のジアスターゼや脂質分解好悪素のリパーゼ、発ガン性物質を解毒する酵素のオキシターゼなどの多くの酵素が含まれており、胃腸の調子を整え便秘解消やダイエット、糖尿病、高血圧などの予防にも役立っています。

また大根に含まれているイソチオシアネートと言う成分は辛味成分でガンの発生を抑制するのをはじめデトックス効果やアンチエイジング効果など健康面だけでなく美容面でも効果的となっています。

また大根を使用した中華レシピには生の大根を使用した中華サラダがあり、生の大根にはアミラーゼの消化酵素が多く含まれているため不足しがちな酵素をたっぷり摂ることが出来ます。

大根の洋食レシピのお話

大根には胃の調子を整える消化酵素がたくさん含まれているので、毎日でも食べるべき野菜です。

ただ、大根を使った料理といえば和食が多く、洋食に使うことは少ないです。ですが、工夫をすれば洋食としても十分通用する野菜です。元々あっさりとした風味が特徴の野菜なので、こってりしたものとの相性がいいのが特徴です。

例えば、大根を輪切りにしておいてステーキ風にするとより洋風に近づきます。フライパンの上で両面しっかりと焼いてから味付けをします。この時、味付けとしてはめんつゆを使うのもいいですし、水で溶いたコンソメを使ってもおいしいです。よく吸うのが大根の強みです。その後、バターを入れてコクの有る風味に仕上げます。

最後に、チーズを乗せて完成です。あっさりとした風味の中に濃厚な味を感じられる料理になっているかと思います。

大根の歴史のお話

諸説ありますが、大根は地中海沿岸が原産という説が有力です。大根の歴史は古く、古代ローマやエジプトで食べられていたという記録もあるようです。

その後アジアに広まり、日本に渡ってきたのは縄文か弥生時代頃だとされています。『古事記』にも記載があります。

一般的に生産されるようになったのは室町時代頃です。「大根」と呼ばれるようになったのもこの頃だとされています。江戸時代になるとそばが広まり、薬味として人気が出てきたため栽培が本格化します。品種改良もどんどん進んでいきました。大根は育てるのが比較的簡単で、参勤交代などに伴い各地で様々な品種が生産されました。

現在最も多く食べられている青首大根が主流になったのは、昭和後期だとされています。

大根の未来のお話

大根とは古くから人間に食べられ愛されてきた野菜であり、非常に長い時とともに食卓で親しまれてきた食材の1つとなっています。

人参やピーマンといったメジャーな野菜と並ぶ高い知名度を持っており、江戸時代の頃には上品な野菜として絶賛を受けるほどの食材だったのです。

それから100年以上もの時が経過している現代においても大根はおでんや煮物の顔といっても差し支えない扱いを受け、広く食されている伝統的な野菜となっています。こういった点から見ても、大根が食卓に並ぶ未来はまだまだ明るいことでしょう。

それこそ文明が進み、人が無理に食事をする必要がないといった未来でもこない限り、大根の未来は人類と共にあり続けることでしょう。